W3Cに未来のデジタルマンガについてのコミュニティグループ

 

W3Cに未来のデジタルマンガについてのコミュニティグループが出来ました。マンガ家、編集者などをはじめとする関係者の参加をお願いします。また、日本語のメーリングリストもあります。

 

このグループが出来た経緯

 このグループ、9月に東京で開かれたW3C Workshop on Digital Publication Layout and Presentation (from Manga to Magazines)を受けて作成されたものです。

 

グループの目標

 このコミュニティグループは、未来のデジタルマンガにおける動的な表現技法を整理することを目標としています。表現技法としては縦スクロールを前提として書くこともちろん含まれますし、より動的な効果も含まれます。

 とくにWorkshopであったSamuel Petitの発表とRachel Naborsの発表は参考になります。Samuel の過去の講演と、Rachelの作例 (これこれ)も参考になります。

 表現技法を整理するのは、それを実現するための仕様を制定するための準備です。情勢を見て必要なら仕様制定に進みます。この仕様は、将来のデジタルマンガのためのフォーマットを誰もが自由に使えることを保証するものとなることが期待されます。

 

想定参加者

 未来のデジタルマンガの表現技法を知りたい、実践したい、開拓したいと考えている人が対象です。マンガ家、絵本作者、編集者などの実作者はとうぜん含まれます。表示・配信や編集ソフトに携わっている人たちも含まれます。

 

参加することのメリット

 参加者にとっては、諸外国で試みられている表現技法を知ることができる、あらたな表現技法を提案する機会であるなどのメリットがあります。

 

日本語でOK

 日本語でのメーリングリストがあります。ここで議論する限り、英語を理解できる必要はまったくありません。

 public-bdcomacg-jp-request@w3.orgにsubscribeというタイトルでメールすれば参加できます。

 英語のメーリングリストもあり、そちらにも参加可能ならご参加ください。

 こちらはpublic-bdcomacg-request@w3.orgにsubscribeというタイトルでメールすれば参加できます。

 

技術不要

 このコミュニティグループでは技術的な実現方法についての議論は基本的に行わず、表現技法の話が中心です。モバイル機器を触っているマンガ家・編集者にはすべて理解できます。

 逆にいうと、技術が分かる人は技術の細かい話をしないように気をつけてください。

 

費用 無料です。

 

特許・著作権などについて

 このコミュニティグループに参加するためには、W3C COMMUNITY CONTRIBUTOR LICENSE AGREEMENT (CLA)に合意する必要があります。これは、特許と著作権などについての取り決めです。

 ただし、日本語メーリングリストは、正式にはコミュニティグループの一部ではありません。したがって、日本語メーリングリストにしか加わらないのなら、CLAに合意する必要もありません。

 

著作権

 英語で文章を書こうという気がなければ著作権について気にする必要はありません。書いてやろうという人は、CLAを確認してください。

 

特許

 新たな機能を提案するつもりがなければ、気にする必要はありません。また、提案する機能についての特許を保有しておらず、出願中でもなければ、やはり気にする必要はありません。ただし、会社として保有していることがありますので注意してください。

 逆に、新機能提案をするつもりであり、それについての特許も保有しているなら、CLAを確認してください。この場合は、日本語メーリングリストだけではなく英語メーリングリストにも加わってもらう必要があるかも知れません。(2019/01/08 村田 真)