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第13回 マンガから“Manga”へ。
コンテンツの伝え方を変える『ライツ』『デジタル』『海外』
開講日: 2019年7月9日
講師: 講談社 吉羽様
出版業界は斜陽産業なのか。
まず、この点についてデータとともに説明がなされた。
例えば広告規模は、13年間で雑誌は6分の1になっているが、逆にネット広告は6倍になっている。
では、出版社どうなっていけばいいのか。
コンテンツの形態・内容に応じて伝え方を新たに開発していく必要性がある、と吉羽氏は語った。
そのために講談社が取り組んでいるのは、ライツ・デジタル・海外である。
まずはライツの強化。紙のマンガだけに限らず、アニメや実写、電子書籍、hexa rideなどのVRコンテンツ、ゲームなどにも事業を広げている。
そしてデジタル。この背景には2002年に10億円だった市場が、2018年には2900億円弱にまで成長していることを挙げた。
デジタルマンガ事業の一般的なビジネスモデルとしては無料+個別購入が一般的であることなどを述べた。
また、講談社のデジタルへの取り組みの例として、ゲキサカやViViなどのメディアや、ボンボンTVなどがあり、女性誌メディアを総合するだけで月のPVは7000万を超えることが紹介された。
さらに海外。ヨーロッパではあまり電子媒体では読まれないことや、アメリカではcomicの市場は全体の10%程度であることが述べられた。
また、今後の展望に対する質問応答では、現状で4%程度である国際売り上げを半分にまで持っていきたいという話がなされた。
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