第8回 中間発表

開講日: 2019年11月26日

​講師: 加藤文俊・佐藤雅明・吉井順一

第8回となる今回は、各班からの中間報告が行われた。

カフェの紙コップに着目した班は、使い捨てられるカップにコンテンツを印刷する手法を検討している。具体的には、コレクションしたくなるような連続性のある物語、二次元コードによる外部コンテンツとのリンクや、AR技術を使うアイデアが検討されている。

「今までとは異なるスケール感の出版物」班では、流通の都合にとらわれない出版物について検討する予定。現在は各自の読書体験を共有している段階。

「語るから始まる未来」班では、文字・出版以前から伝承・口伝において重要な役割を果たした「語る」行為に着目した。近年はインターネット上で「実況動画」など既存の作品に製作者が語りを入れた作品が人気を博している。このように、映像を使って「語り」を作品化する方法について検討している。

「書店の在り方」班は、本に出会う体験を多様化する仕組みを検討している。

「社会派ミュージカル映画」班では、社会派映画とミュージカル映画の違いについて分析を行った。

「個人の体験と価値」班では、電子版には存在しない、紙の本の「手放す」という段階に着目した。
古本について、誰かの読んだ痕跡にこそ価値を見出し、手放す人と出会う人を結びつけるフリーマーケットを企画する予定。

「読者参加型のインディペンデントマガジン」班では、個人間の共感が重視される現代のコミュニケーションに着目し、カメラマンや編集者にスポットライトを当てた雑誌の総合サイトを検討している。

「孤独を担保するものとしての本」班は、承認欲求が大きく関わるSNSとの対比の中で、読書と人生をプール=共同貯蓄する仕組みを提案する予定。